さまざまな物に興味を持ち始める幼児への読み聞かせは脳への刺激を与え好奇心を与える大切な知育になります。どんな絵本からはじめればいいのか?といったママもいらっしゃることでしょう。今回は、1歳や2歳になると興味を持ち出すおすすめ絵本についてご紹介します。
好奇心が強まる年齢
0歳児の頃は、絵本を読み聞かせても反応が少ないケースもあり読み聞かせをやめてしまったというママもいるのではないでしょうか。確かに、0歳児は言葉を聞くや絵を見るといった行動に対して反応が少ないケースがありますが、目や耳に受ける刺激を通して成長していくものです。
ママの声やパパの声に聞き耳をたてているので、反応が少なくても読み聞かせは行って刺激を与えてあげるのは、十分な知育となっています。そして、さらに人としての反応が増える1歳から2歳になると、さらに好奇心や興味を持つものが増えてきますので、絵本などの読み聞かせは大切になります。
また、スキンシップが大切な幼児期に絵本の読み聞かせは、ママもパパも取り入れやすい教育です。親子でお気に入りとなる絵本を見つけるのも楽しい育児の一つ。
歴史は受け継がれていく絵本の世界
絵本ってなぜだか、新作ばかりが陳列されているのではなく、親世代が幼いころに読み聞かされていた作品が多く残っているんです。
「ノンタン シリーズ」「ぐりとぐら」「はらぺこあおむし」「アンパンマン」「ねずみくん シリーズ」「11匹のねこ」「こぐまちゃんえほん」など、何世代にも渡って読まれてきた絵本は興味を持つお子さんもたくさんいるだけでなく、生活に大切な知恵や道徳心を育む内容があるので、大人が読み聞かせるにしても安心できる内容ばかりです。
絵本の特徴としては、絵だけでも情報が理解できることや聞き取りやすい短い文章で構成されていることで、世界観に子供が興味を持てることがポイントとなっています。また、リズミカルな文章なども、興味を惹かれることもあり、淡々と読むのではなく躍動感を持たせて読んであげるなど親も一緒に楽しむことが重要。
ちょっとした臨場感であったり、楽しさや嬉しさを声に乗せてあげるだけでも、子供たちに伝わる印象と言うのは変わってきますので、心地良く物語を楽しませてあげられる様にしてあげるのも大切です。
1歳児や2歳児におすすめの絵本
絵本の読み聞かせは、全く興味を持ってくれない作品もあれば、何度も読まされるような作品が出てきます。これは、子どもの感性によって決まるため、当たりはずれがあって当然です。それでもお子さんに喜ばれる絵本と言うのは存在しますのでご紹介します。
だるまさんシリーズ「が・の・と」
だるまさんが伸びたり縮んだり、目を見開いたりお辞儀するなど、絵と簡単な文字で表現する作品は、多くのお子さんを笑顔にした作品。絵本の読み聞かせの初めとしておすすめです。
きんぎょが にげた
きんぎょがいろんな所ににげていくのを探す絵本。言葉も少ないけれど、注意して見るという力が養われることもあり、ロングセラー作品として有名です。お子さんと一緒にきんぎょを探してみましょう。
いろいろ ばあ シリーズ
「いろいろ ばあ」の掛け声で、いろんな形を見せてくれます。
次はどんな表現をするのかを想像し楽しみながら、色彩の勉強にもなる知育絵本の代表格でもあります。
おむつのなか、みせてみせて!
トイレやおしっこにうんちを教えるのも親の務め。トイレでおしっこやうんちの仕方を教えるのは、絵本がピッタリ!絵と照らし合わせながら、興味を持たせることでおむつ離れを促していくのに利用できる仕掛け絵本。
ぜったいに おしちゃダメ?
ダメと言われるとやっちゃうのも好奇心の現れです。そんな、ダメを絵本に取り入れ興味を持たせる一冊。ラリーのボタンでさまざま変化に興味を示すお子さんも多く、何度も読んでと言われる作品です。
絵本は大人にも響く作品
絵本は子どもの知育教材として愛されていますが、実は親を育てるためだったりもするんです。子育ては初めて尽くし、大人になるとなんでもできるけれど子供は出来ないことだらけ。人にものを教えるというのは非常に難しいため、イライラしたりする親もいます。
絵本では、なぜ親が子供から愛されるのか、親が子供を愛するのか。
といった道徳心を養わせる内容が沢山あり、ストーリー上では動物などであっても、人に置き換えれば、子供への愛情や愛おしさを感じることもできるのです。
何も分からないから始まる子育てだからこそ、一緒に成長しなければいけません。
正解のない子育てにおいて、親自信も成長が必要なのです。その手助けを絵本が担っている面もあるので、人気作品やロングセラー作品が子供向けとは限らず、大人も一緒に考えていくべき問題に仕上がっているのです。
まとめ
子育て中に絵本を読み聞かせる親は多いはずです。
お子さんの発育を助ける絵本は、子供のみならず大人が親へと成長するきっかけをくれるアイテムでもあるので、お子さんと一緒に成長していきましょう。