お腹を壊しやすい人必見!その原因や予防法をご紹介

食の多様性が進む一方で繰り返しお腹を壊してしまう方も多い昨今ですから、お悩みの方も少なくないことでしょう。そういった方は、自身がお腹を壊す原因をきちんと把握して避けることをおすすめします。
この記事ではお腹を壊す原因と予防法についてご紹介していきます。

1.何故お腹を壊す?そのメカニズムとは

私たちがお腹を壊した時、関係するのが腸です。腸は通常であればぜん動運動を行っており、便となるものを水分とともに肛門に送り出します。

しかし、なんらかの原因により正常にぜん動運動が行われないと、お腹を壊してしまうのです。この原因にはどのようなものがあるか見ていきましょう。

食べ物や飲み物が起因となるもの


お腹を壊す一番の原因としては飲み食いしたものが挙げられます。大きく分けると食あたり、水あたり、消化不良です。

まずは食あたりですが、賞味期限の切れてしまったものや生モノ、菌に侵された加工済み食品等が挙げられます。我が国では毎年のように食中毒が起こっていますが、最も多いのが生牡蠣等の二枚貝を食べたことによるノロウイルスであると言われており、十分注意が必要です。

次に水あたりですが、これは普段飲んでいる水と硬度が違うものを飲んだときに起こったり、お酒の飲みすぎ等により水分を摂り過ぎた時に起こり得るものです。

最後に消化不良ですが、多くの人が好む糖分や脂質の多い食べ物は、消化に時間がかかることもあり、人によってはお腹を壊す原因となります。また、日本では度々激辛の食べ物が流行しますが、こういった刺激物はお腹を壊しやすいため、多く摂取することは禁物です。

外的要因が起因となるもの

緊張や焦り、疲れ等により精神的なストレスによってお腹を下してしまう、という方も少なくありません。また扇風機や冷房で身体を冷やしてしまった場合にもお腹を壊すことに繋がります。その他、例えば貧血の治療に鉄剤が用いられることがありますが、この鉄剤の副反応でお腹を下してしまう等、服用する薬によってお腹を壊してしまうこともあります。

ちなみに・・・お腹を壊し続けると?

食中毒によるお腹の下しは一時的なものですが、その他の飲食を伴う要因については放置せずに対処することをおすすめします。何故ならお腹を下すことは体内の水分量のバランスが乱れているだけでなく、腸内環境が良くない状態にあるからです。

正常な腸内環境は腸内細菌がバランス良く存在し活動していますが、腸内環境が悪いとこの活動に支障が出てしまい、肥満や生活習慣病に繋がる可能性があるのです。

2.飲食での腹下しを防ぐ!その予防法


食べ物や飲み物によってお腹を壊してしまう人は、自身で気を付けるほかありません。腸内環境を悪化させないためにも、自分自身を守り、時には周囲の人にも協力してもらうようにしましょう。

ここからは飲食による腹下しを防ぐ方法についてご紹介していきます。

各食品の管理方法を把握し、徹底する

まずは食中毒を防ぐために食品の管理を徹底することが大切です。例えば、冷蔵庫内であっても、冷蔵室、チルド室、野菜室、冷凍室に分かれているため、食品を正しい場所で保管することが大切です。また、夏場は扉を開けっぱなしにすると、海産物や肉類はすぐに痛んでしまうため、ドアの開閉は最後まで確認するように心がけましょう。

ところで、近年話題になっていたのが粉類に発生したダニを食したことにより、アレルギーを引き起こし、腹痛を招いたというケース。ダニはホットケーキミックスやお好み焼き粉に含まれる糖分やうま味成分に集まり繁殖してしまい、加熱してもアレルギー反応を引き起こすとあって恐ろしいですよね。このような事態にならないためにも、粉類は開封後は冷蔵庫で保管し、早めに使い切るよう心がけてくださいね。

脂質や糖分、刺激物はほどほどにする

お腹を壊しやすい方は、自身がどれを飲食した際にお腹を下すか把握するようにしましょう。
例えば良くあるケースがコーヒーでお腹を壊すというもの。コーヒーに含まれるカフェインやクロロゲン酸、タンニンといった成分はお腹をくだす原因となってしまうのです。

また、コーヒーにミルクを入れる方もおられるかもしれませんが、こういった乳製品もお腹を下す原因になり得ます。どうしても飲みたい方は、自身が一日に何杯飲めばお腹を壊してしまうのか確認し、壊すまでは摂取しないように心がけましょう。

感染のしやすさには個人差があるため注意する

例えば、一緒に生牡蠣を食べたのに自身だけノロウイルスに感染してしまう、というケースもあります。このように、同じ条件下であっても体質や免疫力によって感染に至る人、感染には至らない人が出てきます。

そのため、自身がお腹を壊しやすいと自覚している方は、無理に生牡蠣等の当たりやすいと思われる食品の摂取を控えるようにしましょう。また、自身がお腹を壊しやすいため食べられないことを家族や友人に理解してもらうようにしましょう。

まとめ

お腹を壊してしまうとその日一日は憂鬱ですし、動けなくなってしまっては最悪です。自信がお腹を壊しやすいと自覚している方は、食品管理を徹底したり、お腹を下す食品の摂り過ぎは控えるようにしましょう。また、万が一の時に備え、家族や友人、職場の同僚等にも協力を得られるようにしておきましょう。

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